「主人が先に亡くなり、次男と2人で暮らしているのですが、今後のことを考えて老人ホームに入りたいと思っています。
一か所、施設を見つけて申し込んだんだけど、空きがなくて入れないそうで…。どこか一緒に探していただけませんか?」
話を聞くと、住宅型有料老人ホームに申し込んだそうなのですが、空きがなく、
また、お母さんは介護保険を使っていないので、入れる施設の候補が少なくて困っていたようでした。
「今住んでいる近くで見つからなければ、松本市や安曇野市に範囲を広げて探してみませんか?
心理的な距離感はあるけど、意外と車で30分くらいのところにも施設がありますよ!」
私が提案したのは、市街地から少し離れたサービス付き高齢者住宅です。
そして一緒に見学に行くことに。
見学に行く前は「コンビニやスーパーが近くになくて不便かしら」と不安な面も感じていたようですが、
リゾートのようなきれいな空間と、北アルプスの絶景、夏は屋上から花火大会も見れるということで
その施設をとても気に入られて、申し込みをされていました。
週1回、買い物送迎のサービスがあるので、お買い物の不安もありません。
来春に空きが出るようで、今は楽しみに待っているそうです。
お母さんが以前申し込まれて入居できなかった有料老人ホームは、所謂、”介護施設っぽさ”の雰囲気がある施設でした。
介護保険を使わず元気でお洒落なお母さん。
実は綺麗でゆっくり過ごせるリゾートマンション風な施設が良かったそうです。
しかし「贅沢はしてはいけない」という世代の方なので、気を使って正直に言えなかったみたい。
そんな謙虚な方でしたが、お母さん自身が「ここで暮らしたい!」と思える施設を紹介でき、
ご本人もとても喜んでくれて、私も嬉しかったです。
(飯澤)